カンボジアの有権者名簿、コミューンごとの登録を実施

＜写真：Khmer Times＞

カンボジアの選挙管理委員会（NEC）は5月1日から26日にかけて、コミューン単位で有権者名簿の見直しと登録を実施することを発表した。

この取り組みは、新たに18歳を迎える市民や国内移動者を対象に行われる予定である。

NECが1月10日に発表したスケジュールによれば、2024年の有権者名簿に登録済みの市民には、2025年4月1日から30日まで通知書が配布される。

さらに、国内外の選挙監視員やジャーナリスト、政党代理人の登録が同年4月1日から7月28日まで行われる。

また、登録事務所および投票所の所在地と2024年の公式有権者名簿は、4月20日からSNSを通じて公開される予定である。

仮有権者名簿と削除対象者のリストは6月28日に発表され、正式な有権者名簿は7月31日に確定される。

NECのモク・ダーラ副事務総長によると、統計管理や有権者登録、投票所および登録事務所の配置における正確性と効率性を向上させるため、職員の能力が強化されている。

2025年には、市民統計管理の先進的なシステムを活用し、中央集権型プラットフォームでデータを安全かつ効率的に処理する予定である。

ダーラ氏は、地域の統計データに不一致がある場合、不要な投票所が設置される事例があったことを指摘し、地域の実情に即した投票所の設置を実現するための対策を講じると述べた。

また、過去10年間に登録された有権者を対象に、写真や指紋などの情報を更新する再登録も実施される予定である。

さらに、政党法に基づき登録された政党は、公式有権者名簿を生産費用に相当する少額で取得する権利を有している。

この名簿は電子形式で提供され、地域コードや有権者ID、氏名、性別、生年月日などの詳細情報が含まれる。

NECはこれらの取り組みを通じて、2025年の選挙における透明性と公平性を一層確保することを目指している。

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