25年の外国人観光客数、カンボジアは700万人超を目標

25年の外国人観光客数、カンボジアは700万人超を目標
2025年01月21日(火)00時00分 公開
25年の外国人観光客数、カンボジアは700万人超を目標

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア観光省は2025年に外国人観光客を700万人以上誘致する目標を掲げた。この目標は2024年の観光分野での成功を受けて設定されたものである。

 

2024年には観光客数が670万人に達し、前年比22.9%増を記録した。コロナ禍前の2019年を1.4%上回る結果となり、観光業の復活が鮮明になった。

 

2025年1月15日に情報省で開催された「観光促進とフェイクニュース対策」に関する会議で、フオ・ハック観光大臣は「2025年には720万人から750万人の外国人観光客を迎える計画を進めている」と発言した。

 

同氏はこの目標達成に向け、具体的な行動計画の策定と実施、観光客動向の継続的な監視・評価に重点を置く方針を示した。

 

また、観光省は成長著しいムスリム観光市場に特化した戦略を強化することを明言している。

 

閑散期とされる4月から9月の観光需要を掘り起こし、年間を通じて観光客を安定的に誘致する体制の構築にも力を入れる計画である。

 

観光客の利便性向上のため、カンボジア政府は電子ビザ(e-Visa)や電子入国(e-Arrival)の手続きの簡素化を推進している。

 

これに加え、観光ビザの料金を引き下げる施策も実施している。

 

具体的には、観光ビザ(e-VisaT)の料金を36ドルから30ドルに、一般ビザ(e-VisaE)を42ドルから35ドルに改定し、観光客誘致のハードルを低くした。

 

観光業はカンボジア経済の重要な柱であり、同国は2025年の目標達成に向け、持続可能な成長と観光の多様化に注力している。

 

この取り組みは、地域における観光産業発展のモデルケースとして、国際的な注目を集めることが期待される。

 

 

 

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