台湾系中国人犯罪組織、カンボジアで米国人を監禁

台湾系中国人犯罪組織、カンボジアで米国人を監禁
2025年01月23日(木)00時00分 公開
台湾系中国人犯罪組織、カンボジアで米国人を監禁

<写真:Khmer Times

 

カンボジア国家警察はタイのバンコクで誘拐され、カンボジアに連行された米国人男性が無事救出されたことを発表した。

 

救出作戦は15日に実施され、被害者は現在、カンボジア国家警察の保護下に置かれている。

 

被害者は米国籍のYU EMIL氏で、中国・台湾系の出身である。

 

YU氏は中国・上海からタイのバンコクで開催されたベーカリーの開業式典に招待されたが、これが台湾系中国人による犯罪グループが仕掛けた巧妙な罠であった。

 

グループはYU氏を薬物で無力化した上でカンボジアへ連行し、監禁、拷問を行った後、身代金を要求していた。

 

事件のきっかけは、YU氏の家族が2025年1月14日にカンボジア内務省の公式Facebookページを通じて情報を提供したことであった。

 

これにより、内務省の全犯罪調査・摘発司令部が迅速に捜索作業を開始し、翌日には救出に成功した。

 

カンボジア当局の捜査により、この事件には台湾系中国人犯罪グループが関与していたことが明らかになった。

 

グループはYU氏を監禁・拷問しながら、家族に対して金銭を要求する役割を果たしていた。

 

救出作戦では監視や拷問に関与していた容疑者1人が逮捕され、その他の関係者についても捜査が進められている。

 

救出されたYU氏は現在カンボジア国家警察の保護下にあり、米国大使館への引き渡し準備と帰国に向けた手続きが同時に行われている。

 

また、犯罪ネットワークの主犯格とされる人物や、事件に関与したタイ国内の犯罪組織について、カンボジア当局はタイ当局との協力のもとで調査を進めている。

 

 

 

[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

ホットニュース

Choose Classified categories