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<写真:Khmer Times>
米国の大手テクノロジー企業スペースXとスターリンクが、カンボジアにおけるデジタルサービスの近代化に関心を示している。
両社は電子商取引プラットフォームの強化を含む公共サービスの向上を目的とした投資の可能性を検討している。
スペースXおよびスターリンクのマーケティングディレクターであるレベッカ・ハンター氏が率いる代表団は、カンボジア商業省のチア・ラタ国務長官と会談し、カンボジアでの投資拡大の可能性について協議した。
商業省によると、両者は電子商取引プラットフォームの強化を含む公共サービスの提供改善に向けた投資の可能性を検討した。
ハンター氏はまた、プノンペンの平和宮殿でフン・マネット首相とも会談し、カンボジアを最優先の投資先と位置付ける意向を示している。
さらに、カンボジア王国政府(RGC)との強固な関係構築を目指し、スペースXとスターリンクの今後の事業展開とサービスについて説明した。
関係省庁との会合を通じて、具体的な投資機会を探る方針も伝えた。
これに対し、フン・マネット首相は両社の投資拡大への関心を歓迎し、急速に進展する世界の技術動向に対応するため、カンボジアの技術分野の発展を促進する政府の取り組みを再確認した。
また、投資機会の探索と促進に向けて、関係省庁との連携を進めるようハンター氏に奨励している。
同日、ハンター氏はサン・チャントール副首相兼カンボジア開発評議会(CDC)第一副議長とも会談し、カンボジアの投資環境について情報収集を行った。
ハンター氏はカンボジアを2025年のトップ投資先の1つと位置付けていると述べ、技術および近代化分野における新たな機会を模索していることを明らかにした。
これに対し、チャントール副首相は、カンボジア政府の「五角戦略-フェーズ1」に基づき、技術分野の発展を政策の重点項目の1つとしていることを強調した。
今回の代表団の訪問は2024年9月24日にチャントール副首相が米カリフォルニア州ホーソーンにあるスペースX本社を訪問した際の招待に応じたものである。
カンボジア王立アカデミーの政策アナリストであるスン・サム氏は、スペースXとスターリンクの代表団がカンボジアを直接訪問したことに驚きを示した。
同氏は「今回の投資計画が米国政府の方針によるものか、企業独自の判断によるものかに関わらず、現地ビジネスおよびカンボジアの社会経済成長に大きな影響を与えるであろう」と述べた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。