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<写真:Khmer Times>
プノンペンで26日に年初以降最悪となる大気汚染が観測され、スイスの独立機関IQAirのリアルタイム大気質ランキングにおいて、世界で最も大気が汚染された都市として1位にランクされた。
大気質指数(AQI)は291に達し、「非常に不健康」とされる水準に分類された。これは、最も深刻な「危険」レベルまであと9ポイントと迫る、極めて深刻な状況である。
この高い汚染レベルは同日夕方まで続き、複数の時間帯においてプノンペンは世界で最も空気の悪い都市とされた。
翌27日午前時点ではAQIが136まで低下したが、なお「敏感な人々にとって不健康」とされるレベルにあり、PM2.5濃度は世界保健機関(WHO)が定める年間ガイドライン値の10倍に相当する。
一方、観光都市として知られるシェムリアップでも、27日朝にはAQIが162を記録し、「不健康」な状態と判定された。
ここでのPM2.5濃度はWHOの年間ガイドラインの14.2倍に達しており、健康被害の懸念が一層高まっている。
現時点でカンボジア当局から大気汚染の具体的な原因について公式な説明は出されていないが、季節的な焼畑農業や都市化の進行による排気ガスの増加などが主な要因と見られている。
専門家はこうした汚染の継続が国民の健康に及ぼす長期的な悪影響について警鐘を鳴らしており、政府には早急な対応と持続的な環境対策の強化が求められている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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