カンボジアの外国人観光客、25年初頭に大幅増加

カンボジアの外国人観光客、25年初頭に大幅増加
2025年04月10日(木)00時00分 公開
カンボジアの外国人観光客、25年初頭に大幅増加

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア観光省が8日に発表した統計によれば、1月から2月にかけてカンボジアを訪れた外国人観光客の数が約126万人に達し、前年同期比で27.9%の増加となった。

 

国・地域別に見ると、最も多くの観光客を送り出したのはタイであり、35万1934人と前年比42.2%の増加を記録した。

 

次いでベトナムが20万2121人、中国が18万4372人で続いている。

 

入国手段に関しては空路による入国が全体の42.3%を占め、残りは陸路および水路によるものであった。

 

カンボジア旅行業協会(CATA)のチャイ・シブリン会長は、観光客増加の要因として、国の平和と政治的安定が旅行者の信頼を高めている点を挙げた。

 

さらに、道路や高速道路、空港といったインフラの整備が進展していることも、観光の利便性を高め、訪問者にとっての魅力向上に寄与しているという。

 

観光業は縫製品輸出、農業、不動産・建設と並び、カンボジア経済を支える四大産業の1つである。

 

観光省は2025年の外国人観光客数が最大で750万人に達すると予想している。

 

前年の2024年には約670万人が訪れ、観光収入は36億3000万ドルに上った。これは国内総生産(GDP)の約9.4%を占める数字である。

 

また、同期間中にはカンボジア国民による海外旅行も活発化し、旅行者数は18.8%増の31万2064人となった。

 

観光の双方向的な活性化が、今後の経済成長にも好影響をもたらすと期待されている。

 

 

 

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