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<写真:Khmer Times>
中国の王文斌駐カンボジア大使は、カンボジア国内における高速鉄道プロジェクトを中国が重要視していると強調し、両国を直接結ぶ鉄道連結に向けた協議が進行中であることを明らかにした。
この発言は習近平国家主席のカンボジア公式訪問後に中国大使館で開催された記者会見において、19日に行われたものである。
王大使は鉄道協力の推進がカンボジアと中国双方の利益に資するのみならず、地域全体の交通網の強化および人と物資の効率的な輸送にも寄与すると述べた。
中国からカンボジアへ向かう鉄道の経由国については、現在も協議が継続されている。
一方、カンボジアのポン・ポネア公共事業運輸大臣は、4月5日に国家鉄道戦略の策定状況を公表した。
この戦略は2023年から2027年を中期、2028年から2033年を長期とする二段階計画であり、全国的な鉄道網の拡充を目指している。
中期計画では既存のプノンペン-シアヌークビル線およびプノンペン-ポイペト線の高速化改修に加え、新たに2路線を建設する予定である。
これには、プノンペンとテチョ国際空港を結ぶ路線、およびシェムリアップ国際空港と同市内を結ぶ都市鉄道が含まれる。
長期計画においては、プノンペンからシアヌークビル、ポイペト、さらにベトナム国境のバベットへと至る高速鉄道の建設が予定されている。
また、カンポントムおよびシェムリアップを経由してポイペトに至るルートの整備、ならびにプノンペンにおける都市鉄道網の構築も構想に含まれている。
カンボジアは急速に進行する都市化に対応しつつ、持続可能な交通インフラの構築を目指している。その実現に向けて、中国との協力は極めて重要な一歩と位置付けられている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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