テチョ空港の計量機器に詐欺疑惑、当局が精度に問題なしと説明

＜写真：khmertimeskh.com＞

カンボジアのテチョー国際空港における手荷物の計量精度に関し、国務長官であり民間航空局報道官のシン・チャンセレイヴッタ氏は「科学的な検証の結果、計量機器は正確かつ適切に校正されている」と強調した。

同氏は地元メディア「フレッシュ・ニュース」の取材に対し、「計量詐欺があるとの指摘を受けて調査を実施したが、精度に問題は確認されなかった」と説明した。

これは、家庭で測定した重量と空港での測定結果に差があるとの乗客の主張を受けたもので、ある乗客は自宅で23kgと測定した荷物が、空港では27kgと表示され超過料金を請求されたと訴えていた。

さらに、空港職員への「チップ」に関してもシン氏は「非公式な支払いは過去には慣例化していたが、現在は完全に排除されている」と明言した。

以前は旅客がパスポートに現金を挟み渡す行為が見られたが、現在は職員が受け取りを拒否し、返却する体制が徹底されているという。

政府は空港運営におけるガバナンス強化と公共サービスの透明性向上を重視しており、今回の取り組みもその一環である。

シン氏は「過去の慣習はすでに終わり、今後は透明性の高い運営を推進していく」と述べ、利用者への信頼回復に努める姿勢を示した。

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