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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア観光省の発表によれば、1月から8月までの国際観光客数は405万人となり、前年同期比で5.6%の減少を記録した。
主な要因として、域内経済の減速に加え、タイやベトナムといった周辺国との観光地競争の激化が挙げられている。
訪問者の国別内訳では、最多がタイからの観光客で約96万人であった。ただし、この数字は前年同期比で28.2%の大幅減少である。
次いでベトナムからは約81万人で6.9%減、中国からは約78万人で45.7%の増加となった。中国からの訪問者数のみが顕著な増加を示し、他国とは対照的な傾向を示している。
現在、南部カンダル州で開港したテチョ国際空港は、今後の観光産業の成長における重要な拠点とされている。
ロイヤルプノンペン大学のトン・メンダヴィッド講師は「空港の完成により国際接続性が改善され、観光客にとっての利便性が高まるであろう」と述べている。
一方、韓国からの観光客数は2025年1月から7月までで約10万7000人となり、前年同期比で9%の減少が見られた。
この背景には、タイとの国境紛争を受けた韓国政府による「渡航自粛」勧告の影響があるとみられる。近年上昇傾向にあった韓国からの観光需要にも陰りが見え始めた。
それでもなお、韓国はカンボジアにとって依然として重要な観光市場の1つである。
両国間では文化交流が活発であり、K-POPコンサートなどのイベントも引き続き開催されている。
観光省は「良好な外交関係と文化的なつながりが、観光促進の後押しとなっている」との見解を示している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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