プノンペン市当局、違法屋台を一斉撤去

＜写真：khmertimeskh.com＞

9日、カンボジアの首都プノンペンにおいて、トゥールコーク区当局が公共歩道を不法に占拠していた市場の屋台に対し、一斉撤去を実施した。

対象となったのは、トゥールコーク区サンカット・トゥックラオク3にあるウナイ市場周辺（通り番号218）であり、当該エリアでは長年にわたり交通渋滞の原因となっていた。

撤去作業はトゥールコーク区副知事サム・ソパン氏の指揮の下で行われ、市当局のクオン・スレン知事およびトゥールコーク区チア・ピセイ知事の方針に基づいた措置である。

当局はこれまでにも関係事業者に対し、自主的な撤去を繰り返し要請してきたが、一部がこれに応じなかったため、行政的手段の行使に至った。

サム・ソパン副知事は「強制的な措置は本意ではないが、市の美観および公共秩序の維持のためにはやむを得ない対応である。市民および事業者には、歩道の不法占拠を控え、当局への協力をお願いしたい」と述べた。

当局は今後も都市秩序の維持に向けた監視および対応を継続していく方針を示しており、市内各地での類似事例に対しても厳格な対処が続く見通しである。

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