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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア警察は12日、プノンペン都チャムカモン区トンレバサック地区にある高層ビルの34階において、オンライン詐欺に関与した疑いのある80人を一斉に摘発した。
摘発は午後4時頃に実施され、サイバー犯罪対策の一環として内務省と現地警察が連携して行ったものである。
内務省の報道官トゥッチ・ソッハク氏は、今回の大規模摘発について「逮捕者数が違法行為の広がりを示しており、我々の対策の必要性と正当性を裏付けるものである」と述べ、サイバー犯罪撲滅に対する政府の強い意志を示した。
逮捕された80人には、15人の女性を含む7カ国の国籍を持つ者が含まれており、越境的な犯罪組織が関与していた可能性が浮上している。
内訳は中国籍57人(うち女性4人)、中華民国籍1人、マレーシア籍5人(女性2人)、ミャンマー籍9人(女性3人)、ベトナム籍2人(女性1人)、ネパール籍2人、そしてカンボジア人女性5人である。
現場からは204台のモニター、128台のCPU、3台のノートパソコンなど、大量の電子機器が押収された。
これらの機器は、いずれも詐欺行為に直接使用されていたものとみられており、操作記録や通信履歴などの解析が進められている。
現在、チャムカーモン区警察と内務省サイバー犯罪対策局が協力し、押収機器のデータ解析および関係者の特定作業を進めている。
捜査当局は、今回の摘発をきっかけに国際的な詐欺ネットワークの解体に向けた取り組みを本格化させており、今後さらなる摘発が行われる可能性もあるとして、警戒を強めている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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