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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア政府は国際的な犯罪に対する対応力を強化すべく、米連邦捜査局(FBI)との協力体制を改めて確認した。
フン・マネット首相は1日、FBIのカシュ・パテル長官と電話会談を行い、人身売買や麻薬取引、サイバー犯罪、金融犯罪といった国際的な違法行為に対し、両国が引き続き協力していくことで一致した。
フン・マネット首相は「人身売買、殺人、恐喝、サイバー詐欺といった国際犯罪において、カンボジア治安当局とFBIの協力は大きな成果を挙げている」と述べ、今後も連携を一層強化する方針を示した。
カンボジアでは2025年初め、政府が主導するオンライン詐欺対策の政府間委員会が発足した。
背景には過去5年間にわたり、外国人犯罪組織が高収入の求人を装って労働者を誘引し、オンライン賭博や詐欺コールセンターなどの違法行為に従事させていた実態があり、国際社会から厳しい批判を受けていた経緯がある。
10月にはマレーシアのクアラルンプールで韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談を実施した。
技術を悪用した詐欺や国境を越える犯罪に関して、両国間で協力を強化することで合意した。
11月中には「カンボジア・韓国合同対策チーム」の設置を予定しており、韓国人が関与するサイバー犯罪の取り締まりを強化する方針である。
カンボジア政府の報告によると、6月27日から10月14日までの間に、プノンペンおよび全国17州でオンライン詐欺に関与した疑いのある外国人3455人を拘束した。
政府は今後も国際社会との連携を深めながら、治安の維持と社会秩序の確保に取り組むとしている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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