大規模オンライン詐欺拠点の摘発、外国人658人を拘束

大規模オンライン詐欺拠点の摘発、外国人658人を拘束
2025年11月11日(火)00時00分 公開
大規模オンライン詐欺拠点の摘発、外国人658人を拘束

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア内務省は7日、スバイリエン州バベット市内においてオンライン詐欺拠点の摘発を行い、外国人を中心とする計658人を拘束したと発表した。

 

摘発は、同省オンライン詐欺対策委員会が国家警察および州警察と連携し、4日に実施したものであり、捜査はスバイリエン州裁判所の副検事の指揮下で行われた。

 

第1の摘発現場では、市内の建物から6カ国籍の外国人57人(うち女性15人)とカンボジア人12人が確認された。

 

第2の摘発現場となったのは、9階建てのツインビルであり、そこでは外国人601人が拘束された。

 

内務省の発表によれば、これらの拠点では警察官を装って被害者を脅す手口や、高利回りの投資を装った詐欺、偽の銀行取引画像を用いた騙し、恋愛関係を装って信頼を得る詐欺、偽のマラソン大会への登録勧誘、さらにはAIを活用したディープフェイク映像を用いた個人情報の窃取など、多様かつ巧妙な手法が用いられていた。

 

カンボジア政府は現在、フン・マネット首相の主導の下で国外からの犯罪組織に対する摘発および国外退去処分を強化しており、摘発に関する情報は他国とも共有している。

 

内務省の統計によれば、第6次政権下においては約2万1000人の外国人が国外退去処分を受け、第7次政権が始まった2023年以降の2年間でさらに約1万5000人が退去処分となっている。

 

2025年1月から9月にかけては、テクノロジーを用いた詐欺事件48件を摘発し、2722人の外国人に国外退去を命じたとしている。

 

 

 

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