健康被害を及ぼす豚肉1000キロを密輸、プノンペン到着前に押収

健康被害を及ぼす豚肉1000キロを密輸、プノンペン到着前に押収
2018年06月03日 00時00分 公開
健康被害を及ぼす豚肉1000キロを密輸、プノンペン到着前に押収


3日、バンテイメンチェイ州警察が、密輸された1000キロ以上の健康被害を及ぼす悪質な豚肉を押収した。問題の豚肉はタイから密輸されており、Serey Sophorn市の国道5号線沿いで警察により押収された。

バンテイメンチェイ州の反経済犯罪機関のChap Sopharith代表は「3日の午後3時45分頃、国家警察は2台の自動車を止め豚肉24箱を押収した。重さは1085キロにも及ぶという。押収した豚肉の部位の内訳は、心臓が150キロ、舌が197キロ、胃が130キロ、腎臓が50キロ、足が118キロ、耳が280キロ、腸が160キロだった」と語った。

また、同氏は「2台の自動車はポイペト市の国境検査地点を通り、タイからカンボジアに侵入していた。自動車の運転手2人は事情聴取を行うために拘束されている。拘束されているのはYu Rotha容疑者(38)とSiem Neng容疑者(36)だ」と続けた。

バンテイメンチェイ州Ath Khem警察署長は「今回押収された豚肉はプノンペンに向け輸送されていたところだった。拘束されている容疑者2人の供述によれば、容疑者は不法にタイからプノンペンへ豚肉を輸送しており、輸送する豚肉1箱につき約6ドル(約650円)を受け取る予定だったという」と述べた。

同氏は「現在、警察は容疑者に豚肉を密輸するように指示を出した雇用主を捜索している。容疑者2人は地方裁判所に移送され、裁判で有罪判決が下されることになるだろう」と続けた。

地方裁判所のSok Keo Bandit裁判官は「今回押収された豚肉は非常に衛生状態が悪いものだった。仮にこのままプノンペンまで輸送され、消費者が食べていたら健康被害に関わる問題が起きていただろう」と述べた。

3日、Serey Sorphonで押収された豚肉は全て焼却されたという。

出典:KhmerTimes

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