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カンボジア政府は、A型インフルエンザウイルスの1つであるH1N1亜型はカンボジアには侵入していないと宣言し、国民に対し安心するよう求めた。今回の声明はベトナムのホーチミン市で4人目のH1N1亜型の感染者が出たことを受けて発表されたものだ。
5日、カンボジア農業省の健康や動物に関する管理部門のSen Sovann代表は、カンボジアとベトナム両国ともに感染症には細心の注意を払っている、と述べた。また同代表は、感染症を引き起こす可能性のある鳥などの動物に国境を越えさせないように注意している、H1N1亜型は一般的に豚インフルエンザと呼ばれているが、鳥にも感染する可能性がある、と続けた。
同代表は「外国から感染症を引き起こす可能性のある動物が輸入されることはない。なぜなら、ベトナムと協力して輸入される全ての動物の健康状態をチェックしているからだ。国民はベトナムからの感染症の流入について心配する必要はない」と語った。
5日に発表されたホーチミンのニュース通信社の声明によると、6月30日に死亡したベトナム人男性(69)からH1N1が検出されたという。死亡した男性はベトナム南部のCa Mau省出身で、H1N1に感染して死亡した4人目の犠牲者となる。
カンボジア保健省の報告によると、2009年、ベトナムではH1N1が流行し9000人の感染者が発生し、わずか4ヶ月以内に20人近くが死亡したという。
年中気温の高いベトナムのような国では鳥インフルエンザが毎年流行する傾向にある。中でも雨季は感染者数がピークに達するシーズンだ。
カンボジア保健省の広報担当であるLy Sovann氏はH1N1の蔓延を食い止めるための準備をおこなっていると話した。
同広報担当は「カンボジア国内の実験室で平均的に1週間に2、3のインフルエンザウイルスが確認されたものの、大した問題ではない。感染症を蔓延させないように対策をおこなっている。また、ベトナムとの国境を渡ってくる人々の監視もしている」と続けた。
出典:KhmerTimes
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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