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1月28日、タイ南部に位置するパッターニー県当局は、カンボジア人イスラム教徒11人をタイ国内の過激派組織と共謀した容疑で逮捕した。
31日、タイの現地メディアは、タイ軍警察がパッターニー県Ma-Yor地区に位置するpondokと呼ばれるイスラム教育塾で10代の若者11人を逮捕したと報じた。
31日、タイの現地メディアThe Nationは、逮捕されたカンボジア人のうち9人はパスポートの有効期限が切れた状態でタイに滞在しており、1人は身分証明書を所有していなかったと報じた。
同日、カンボジア国家警察広報担当のChhay Kim Khoeun長官は、カンボジア側は今回の逮捕に関して一切情報を受け取っていないと話し、それ以上のコメントを控えた。
タイ王国国内治安維持部隊広報担当のColonel Pramote Prom-in氏は、現地メディアに対し、容疑者のカンボジア人は事情聴取を受け、その後国外追放となるだろうと話した。
同広報担当は「pondokのオーナーは当局に告げずにカンボジア人をかくまっていた容疑で逮捕された」と語った。
31日、カンボジア政府広報担当のPhay Siphan氏は、国家警察と同じく我々も今回カンボジア人がタイで逮捕されたことについて詳細を知らされていないと話した。
一方で、同広報担当はカンボジアはタイが行う調査に対して一切干渉していないと語った。
「今回はタイ国内での事件だ。カンボジアは外国の国内問題に対して干渉することはない」と続けた。
Siphan氏は、カンボジアは国民が外国において過激派組織に忠誠を誓ったり、軍事活動を行うことに一切手助けをしていないと話した。
タイ南部のイスラム教徒が多く生活しているPattani県やSongkhla県、Yala県、Narathiwat県では2004年以来、数多くの過激派による運動が起きており、7000人近くが死亡しているという。
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