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カンボジア当局によると、タイ当局は来たる選挙の対応に追われ、カンボジアータイ間の国境を通る鉄道輸送サービスに関して、依然として契約書への署名へと至っていないという。
両国は既に話し合いを終え、鉄道で物資や人を輸送することは決められているものの、契約書にサインは済ませていないという。
カンボジア公共運輸省のLy Borin事務次官は「我々は既にカンボジア政府から契約を締結する許可を得ているが、タイ当局の準備が整っていないためプロセスが滞っている」と語った。
「元々今年中に契約を締結する予定だったが、タイ当局が国民議会からの承認を得られていないため先に進めないでいる」と続けた。
同事務次官は、タイでは来年に総選挙が実施されるため、さらに契約締結が遅れることが予想されると述べた。
「両国間の物流網を発達させ、貿易を活性化させるために早く契約書に署名をしたいが、タイではまもなく総選挙が実施されるため、おそらく選挙後になるだろう」と続けた。
今年7月に決定されたカンボジア西部鉄道の改修工事で、鉄道は首都プノンペンとタイ国境間の386kmを結ぶ予定だ。鉄道サービスが開始されれば、内戦時代に破壊されて以来のサービス再開となるという。
カンボジアとタイ両国間の今年1月〜9月における貿易額は70億ドル(7700億円)に達し、既に2017年全体における貿易額を超えている。貿易額増加の背景には、両国間が合意した2020年までに貿易額を150億ドル(約1兆6000億円)まで伸ばすという目標があるという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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