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<1月17日、コロンビアの首都ボゴタ近くのMadrid自治体においてエルニーニョ現象による日照りの被害を受けているエンドウ豆の木(写真提供:REUTERS/John Vizcaino)>
2月10日、保健省はエルニーニョ現象による猛暑の中、人々はどのように健康を維持していくべきかを記したガイドラインを発表した。
同日、伝染病管理部門のLy Sovann部長は定期的にお湯を飲み、脱水症状を引き起こし得る過度なアルコールや糖分の多い水分の摂取を控えるべきだと述べた。
同部長によると、発汗によって失われる塩分やミネラルを補給すべきであり、淡色の服を着用したり、薄着をしたりすることも必要だという。また、外出する際には日陰で適度に休憩することや子供を車内に放置しないことも徹底すべきだと述べた。
同部長は「体があったまる食べ物や過食は体温が上昇してしまうので避けるべきだ。また、日中、特に川沿いや海辺といった気温が高くなる場所ではあまり日に当たらないよう注意しなければならない」とコメントした。
伝染病管理部門によると、極度に気温が高いと筋痙攣や疲労を引き起こすという。
疲労の症状としては過度の発汗や痺れなどが挙げられ、心拍数の上昇や嘔吐、失神などを引き起こす可能性があると同部門は述べた。
同部門によると、体温が39.5℃以上になり、肌が熱を帯びてきて赤みがかり、乾燥してきた時に失神し得るという。
同部長は、猛暑への対策を行うことに加えて、果物や野菜をしっかり洗って正しく調理し、下痢や嘔吐、発熱などを予防すべきだと語った。
同部長によると、数日間常温で保存していた食べ物は口に入れるべきではないという。
「もし下痢や嘔吐、発熱などの症状が出た場合、近所の健康センターや病院で医療処置を受けるべきだ」と同部長はコメントした。
保健省が今回のガイドラインを発表する前の2019年初頭、政府がカンボジアは4月と5月にエルニーニョ現象の影響を直接受け、気温が40度〜42度まで上昇する見込みだと発表している。
先週、水資源気象省は声明で、6日(水)〜12日(火)までの間、北東モンスーンによる低気圧の影響で国内の気温は1度〜2度上昇すると予想されていると述べた。
最近、国家災害対策委員会(National Committee for Disaster Management)広報担当のKeo Vy氏は、政府と関係省が猛暑による水不足への対策を実行していると述べた。
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