おすすめのプロモーション
カンボジア農林水産大臣とヨーロッパ連合(EU=European Union)大使が会談し、EUがカンボジアの漁業産業プロジェクトに8500万ユーロ(約1億1千万円)を拠出することが明らかになった。
8日、Veng Sakhon農林水産大臣はカンボジア農林水産省でGeorge Edgar駐カンボジアEU大使と会談をおこなった。カンボジアとEUはEUがカンボジアの漁業産業に5年間に及ぶ持続可能な計画の実施することで同意がなされた。
同大臣は「今回実施されることになったプロジェクトではカンボジアにおける漁業の運営管理、監視、保護、食品安全管理、漁業で生計を立てている人たちへの援助がなされる予定だ。来週、EU本部で開かれる会議で具体的な計画について話し合われる予定だ。準備が順調に進めば、このプロジェクトは今年末までにスタートできるだろう。今回のプロジェクトがカンボジアの漁業の保護と発展に繋がることを期待している」と語った。
EUのEdgar大使は「EUはカンボジアの発展を支援していくつもりだ。中でも漁業分野においては積極的に支援を行う」と述べた。
また、会談では今回のプロジェクトの他に違法漁業問題についても話し合われた。カンボジアでは違法に漁業を行ったり、登録されていない漁船が海を運航する事件が相次いでいる。
会談の結果、今後はカンボジア国内で漁業の監視委員会を設置し、カンボジアの漁業を管理することが重要だという結論に至った。
農林水産省が発表した報告書によると、2017年のカンボジア国内における違法漁業件数は、現在明らかになっているだけでも約4000件は発生している。この数は2016年と比べると7.5%増加しているという。
2017年、カンボジア国内で漁業に関する犯罪は計3888件発生しているという。カンボジアの漁業を管理している関係機関は、違法漁業で捕獲された魚介類計8万キログラム、網の長さ150キロメートル分の魚を海に戻した。
また、逮捕された違法漁業者には計6万ドル(660万円)の罰金が科されたという。
出典:KhmerTimes
関連記事
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。