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<Kandal州Mao Phirun知事が農家の方と一緒に豚を検査する様子(Kandal Provincial Hall)>
同州はアフリカ豚コレラの被害が確認された最新の地域として、カンボジアで問題となっている。
4月以来、アフリカ豚コレラはラタナキリ州、トゥボンクムム州、スバイリエン州、タケオ州の各州で検出されている。農業省は11日、2000匹以上のブタがアフリカ豚コレラに感染し死亡または殺処分されたと言う。
Khsach Kandal地区とSa’ang地区で何百頭もの豚が感染により死亡したことが確認されている。農業省は15日、同州にある複数のコミューンでアフリカ豚コレラによる被害を受けている声明を発表した。
Veng Sakhon農業大臣は声明の中で、動物衛生・生産省General Department氏が発生地域で改善するための行動を起こす必要があると述べていたという。
「アフリカ豚コレラは感染病ではない為、人体に被害を及ぼすことはない。しかし、ブタが感染した場合、死に至る。これは豚を飼育する人々にとって大きな損失につながる。」と声明で述べた。
同州の動物衛生部長Ol Dorin氏は15日、アフリカ豚コレラが7月9日に同州のKampong Chamlong地区とKraing Yov地区にあるコミューンで発見され、何百匹ものブタが死亡していると述べた。
2つのコミューンでは約1700頭もの豚を飼育されていたという。
「今日までアフリカ豚コレラに感染した豚と死亡した豚の合計は700頭以上にのぼる。毎日豚は死んでいる」とDorin氏は述べた。
Dorin氏は、Kandal州でのアフリカ豚コレラの発生は、輸入された豚肉製品を含む豚の飼料が原因で近隣のタケオ州から持ち込まれた可能性があると述べた。
「作業チームは、人々が所有する農家、道路沿い、および豚の輸送車両に消毒剤を散布した。さらに、病気や死んだ豚の販売の防止し、感染から身を守る方法についても教育し、写真を公開した。」という。
Dorin氏は、農業省が最近、感染地域でのブタの販売を再開したと付け加えた。豚の販売を再開する場合、農業当局に連絡して豚の血液検査を行う必要があると述べた。
多くの農家は豚の飼育により収入を得ている為、感染している地域では豚の販売が再開されていると言う。
今月初め、国際連合食糧農業機関(FAO)は、アフリカ豚コレラが中国、ベトナム、カンボジア、モンゴル、北朝鮮、ラオスなどの東南アジアの国々で広げ、数百万匹の豚が死亡していると述べた。
FAOは、アフリカ豚コレラの蔓延が食糧安全保障に対する影響を及ぼす可能性があると述べた。
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