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1日、カンボジア王立アカデミー(RAC=Royal Academy of Cambodia)はプノンペン本部で開かれた会議で、最高裁判所により解党を命じられたCNRPのサム・ランシー党首が2019年に帰国する可能性はないと述べた。
サム・ランシー氏は2015年に亡命しており、2019年、カンボジアに帰国する可能性もささやかれている。元CNRP上院議員によると、4月半ばのクメール正月前に帰国が実現する可能性もあると言われていた。
「元CNRPの政治的状況」という議題で行われた会議において、サム・ランシー氏が帰国することはないだろうと言及された。
RACのSok Touch代表は、サム・ランシー氏はこれまで幾度となく帰国すると宣言してきたものの実際に帰国することは無く、今回も同様だろうと話した。「サム・ランシー氏は帰国しないだろう。もし本当に帰国するつもりがあるのであれば、彼は2018年に行われた総選挙の際に帰国していたはずだ。当時帰国することは容易かった」と100人の会議出席者に向けて話した。
政府広報担当のPhay Siphan氏は、サム・ランシー氏はもう69歳で、収監される危険を冒してまで帰国することはないだろうと話した。「サム・ランシー氏は自ら望んで収監されようとはしないだろう。もし今収監されれば彼の政治生命はおしまいだ。彼は自身の年齢を考慮するはずだ、その年齢で刑務所に入ることはあるまい」と語った。
歴史専門家のDiep Sophal氏によると、サム・ランシー氏が帰国するためには国王による恩赦が必要で、そのためにはフン・セン首相が国王に恩赦を依頼しなくてはならないという。しかし、2016年、フン・セン首相は宣誓の中でサム・ランシー氏に恩赦を与えるつもりはないと3度目となる言及をしているという。
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