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<プノンペンの豚肉販売業者が豚肉を切る様子>
フンセン首相は29日、カンボジア保健当局アフリカ豚コレラが人体に影響しないと認めたことを受け、国民に対して豚肉を食べることを恐れないように呼びかけた。
フンセン首相は、カンボジアでのアフリカ豚コレラの発生を受けてから、多くの人が豚肉に恐怖を感じ、豚肉の消費量が減少した為、事業に悪影響を及ぼしていると豚肉販売者から苦情が寄せられたと語った。
フンセン首相は、市場で販売されている豚肉は適切に検査されているので、豚肉の消費は人体的問題を及ぼさないと述べた。
「カンボジア国民に豚肉を消費するように呼びかけたい。心配する必要はない。私も毎日豚肉を食べている。医師はすでに動物から人間への感染がないことを確認している」と首相は述べた。
また、フンセン首相は、アフリカ豚コレラが流行した地域からのブタの輸送は禁止されていると付け加えた。
フンセン首相は、もし国民が豚肉を食べることを拒み続けると、牛肉や魚の値段が上がり、カンボジアに新たな悪い影響をもたらすだろうと述べた。
「現在、漁場のオフシーズンのため魚が不足している上、豚肉も消費されていない。その為、牛肉と魚の価格は上昇する。」と首相はいう。
このままだと販売用の動物を飼育し、生計を立てる養豚農家が貧困に陥るとフンセン首相は訴えた。
4月上旬以来、アフリカ豚コレラはラタナキ州、トゥボンクムム州、タケオ州、カンダル州、スバイリエン州の各州で発生が確認され、約3000頭の豚が死亡または殺処分されている。
Chamkar Mon地区在住のChhay Mouykeangさんは29日、家族がアフリカ豚コレラウイルスを含む肉を誤って買う可能性があるため、しばらくの間豚肉を食べるのをやめていると話した。
「アフリカ豚コレラの流行についての情報を見たことがあり、怖いので豚肉は食べていない。しかし、フンセン首相の声明を聞いて、再び豚肉を食べようと思った」とMouykeangさんは言う。
「関連機関がアフリカ豚コレラのの拡大を防ぎ、アフリカ豚コレラについて心配しないようになることを願っている」とMouykeangさんは付け加えた。
カンボジア保健省・伝染病管理局のYi Seng Doeurn副局長は最近、アフリカ豚コレラは豚同士で広まるだけで、人に影響を及ぼさないことを確認したとしている。
出典:Khmer Times
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