フンセン首相:2月20日事案の終息を発表

フンセン首相:2月20日事案の終息を発表
2021年12月21日 12時01分 公開
フンセン首相:2月20日事案の終息を発表

<写真:Khmer Times>

 

フンセン首相は、プノンペン都のダイヤモンドアイランドにおいて、新型コロナウイルスの市中感染が確認され、その後市中感染が広まった2月20日事案の終息を発表した。

20日、フンセン首相がボイスメッセージで終息を発表し、これにより12万423人が感染、3005人が死亡したと述べた。

 

フンセン首相は、軍隊やあらゆるレベルの地方自治体、関係省庁、特に医療従事者らの新型コロナウイルスとの闘いを高く評価した。

また、中国やアメリカ、日本、イギリス、オランダなどの諸外国に対してもワクチン提供を始めとする人道的支援に謝意を示した。

 

一方で、2月20日事案の終息は新型コロナウイルスの感染予防を終えることではないと強調。

フンセン首相は、各個人や家族、市民が感染予防策を講じ、ワクチン接種を行うことでこれ以上の感染症例や死亡者が出ないことを祈るとし、「新型コロナウイルスとの闘いは、社会経済活動の再開とともに最優先事項であり続ける」と述べた。

 

2月20日事案では、プノンペンで帰国しようとした中国人の陽性が判明。

中国人らはカンボジア到着時の14日間の隔離措置に違反して外出し、クラブやサービスアパートを転々としていたことが分かり、騒ぎとなった。

 

当時、カンボジアでは入国後に強制隔離が講じられ、外出は許可されていなかったものの、中国人らは隔離ホテルの警備員に賄賂を支払って抜け出していたという。

カンボジア政府はこの市中感染を「2月20日事案」と呼んでおり、中国人らの足取りを徹底的に追跡していた。

 

 

 

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