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<写真:Khmer Times>
カンボジアは、2025年までに地雷のない国になるという目標を達成するため、さらに1億3600万ドル(約187億1115万円)が必要になるという。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
この数字は、カンボジア地雷対策・被害者支援庁(CMAA)のLy Thuch上級大臣兼第一副長官が、21日に行われた在カンボジア在カンボジア英国大使公邸でのブリーフィングで述べたものである。
今年、カンボジアは地雷対策活動の30周年を迎え、これまで約2385平方キロメートルの土地から地雷や爆発性戦争残存物(ERW)を除去し、農業、再定住、道路、学校、その他のインフラ開発などの生産目的に利用されてきた。
しかし、Thuch氏によると、カンボジアの約1991平方キロメートルの土地はまだ戦争残存物で汚染されており、そのうち716平方キロメートルは地雷で汚染されていることが確認されている。
Thuch氏は「この716平方キロメートルで地雷を除去するためには、1平方メートルあたり平均19セントのコストがかかるとすると1億3600万ドルが必要となる。また、セクター全体の調整や管理、監視などにかかる費用が別途必要となる。」と述べた。
また、以前は1平方メートルあたりの平均コストは20セント以上であったが、それでも他の国よりははるかに低く、資金調達の努力を強化する必要があると続けた。
Thuch氏によると、民間セクターの地雷除去活動への貢献は、カンボジアを地雷のない国にするために大きな成果を上げている。
その例として、アメリカ商工会議所との覚書締結により、5月にプレイベン州で地雷がないことを宣言し、8月1日にはカンボジアのマレーシア商工会議所により募金のためのガラディナーが開催される予定である。
一方で、クメールタイムズは4月7日に締結した覚書を通じてCMAAとも連携し、コンポンスプー州のVeal村を支援しており、7月23日に「地雷のない村」として宣言する予定である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。