カンボジア、2023年に向けた最低賃金引上げ協議を開始

カンボジア、2023年に向けた最低賃金引上げ協議を開始
2022年08月17日 15時05分 公開
カンボジア、2023年に向けた最低賃金引上げ協議を開始

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア国家最低賃金委員会(NCMW)は15日、2023年に向けて繊維、履物、旅行用品産業の最低賃金引き上げを検討する協議を開始した。複数メディアが報道した。

 

同協議にはNCMWの委員長を務めるイット・サムヘン労相と労使双方の代表者が参加し、社会的・経済的基準の変化に関する関係者の意見聴取と、国際競争力や生産性、インフレ率など主要な経済データに関して議論が行われた。

 

協議後の声明によると、不明確なデータがあったため、労使双方の代表者が再度確認を行った上で、別の会議でさらなる協議が進められる予定である。

 

カンボジア労働組合連合(CLC)のアト・トーン代表は、今年の最低賃金である月額194ドルから20〜50ドルの引き上げが妥当との見解を示した。

 

今回の協議では労使双方どちらからも賃上げに関する具体的な提案は行われていない。

 

次回の協議は8月末と9月に開催される予定である。

 

繊維、履物、旅行用品部門はカンボジア国内に約1100の工場を持ち、約75万人の労働者雇用を創出している。

 

 

 

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