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<写真:Khmer Times>
先日開催されたミス・グランド・カンボジアの美人コンテストで国獣のコープレイを模した衣装が使用され、ネットユーザーらの怒りを買っている。クメールタイムズ(電子版)が報じた。
8月27日、Pich Votey Saravodyさんが2022年のミス・グランド・カンボジアの栄冠に輝いた。
コンテスト内で着用されていた衣装がカンボジア北東地方に生息する絶滅危惧種の国獣を軽視する行為だとして、主催者のMohahang Productionに対して1万3000件もの批判コメントが殺到した。
文化芸術省もこの件に懸念を表明しており、同省のLong Bunna Sirivath報道官によると、主催者のMohahang Productionは国を代表するものを国際舞台に出す前には文化省に確認を取るように言われているが、同省は衣装に関して何の要請も受けていない。
また、ミス・グランド・カンボジアが人々から批判を受けるのは初めてのことではないという。
ミス・グランド・カンボジアは今回の件に関して、「カンボジア北東部に生息する希少動物であるコープレイをモデルにした衣装を披露し、世界中にその存在を知ってもらうことを目的としていた」と説明している。
この衣装は北東地方のセンモノロム(Sen Monorom)コーヒーを宣伝する目的で作られたものでもあるという。
出場者はコープレイの衣装を着用し、コーヒーカップとスプーンを持ってステージに登場した。
ソーシャルメディアユーザーは「この衣装が国際舞台で披露されるなら、ミス・グランド・カンボジアを支援するのはやめてくれ。品位を落とすものだ。クメール文化を示すことができる服はたくさんあるのに、主催者はなぜ国際舞台で国のイメージを示すのにふさわしい、威厳のあるものを選ばなかったのか」と投稿している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。