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<写真:Khmer Times>
カンボジアでは今年最初の9ヶ月間で約8000人のデング熱感染者が確認され、昨年同時期と比較して3倍に急増した。
国家デング熱防止プログラム(NDCP)のLeang Rithea局長によると、今年1月〜9月までの間に14人がデング熱により死亡し、その大半が2か月〜2歳の子どもであった。
デング熱患者の増加は雨季の初めに降水量が増えたことや、人々が新型コロナウイルスに注意する一方でデング熱については散漫になっていることが原因であるという。
また、多くの人が定期的に家を掃除しないことによる蚊の増殖も原因となっているとして、同局長は家の周りの水溜りを埋め、寝る時には蚊帳を使用するよう呼びかけた。
NDCPはデング熱が発生しやすい地域の家庭に殺虫剤「Abate」を配布し続ける予定である。
同局長は「子どもが急性の発熱をした場合には、72時間以内に最寄りの公立病院または保健所に連れて行く必要があり、自己治療や無許可の医療従事者から治療を受けてはいけない。」と強調した。
コンポンスプー州保健局長のHok Kry氏によると、1月〜9月までに同州で1099人がデング熱に感染し、3人が死亡した。死因はいずれも適切な治療処置が遅れたことによるものであった。
デング熱は頭痛や高熱、疲労感、激しい筋肉痛や腺の腫れ、嘔吐、発疹などを伴う急性疾患を引き起こす。同氏は感染した子どもたちが時間内にリフェラル病院へ搬送されなければ、命を落とすことになると指摘する。
同氏によると、Baset、Kong Pisei、Odong、Oral、Phnom Sruoch、Thpong、Chbar Mon、Samraong Tong地区でデング熱が多く発生している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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