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<写真:Unsplash>
日本政府は草の根・人間の安全保障無償資金協力として、コンポンスプー州での橋建設とコンポンチャム州の灌漑施設改修計画に計18万6856ドル(約2557万7503円)の支援を行う契約書に署名した。
契約書の調印は5日、在カンボジア日本国大使館・谷内一智公使と支援先団体の代表者との間で行われた。
在カンボジア日本国大使館のプレスリリースによると、総額のうち9万9212ドル(約1361万5954円)は、コンポンスプー州トゥポーン郡オムリャン地区における橋梁建設プロジェクトのために供与される。
同計画では、住民が生活道路などに利用している大雨に弱い木製の橋を、コンクリート製へと建て替える。
この建て替えにより、年間を通じて農作物の効率的な運搬が可能になることや、最寄りの学校や市場、保健所への交通の便を確保し、地元住民3300人に恩恵をもたらすことが期待されている。
残りの8万7644ドル(約1202万5808円)については、コンポンチャム州のトゥールオンダエオ灌漑施設改修計画へ割り当てられる。
同州では、劣化した灌漑施設が雨季に十分な雨水を貯蔵することができず、乾季には生活用水の不足や雨水に頼った農業が不安定な状況になるといった事態が発生している。
この改修計画では、老朽化したトゥールオンダエオ灌漑施設の堤体、水路3本が改修される予定で、乾季の生活用水や農業水不足の改善が期待されている。
また、地元住民4500人以上に恩恵をもたらし、農家の所得向上にも貢献するという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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