おすすめのプロモーション
<写真:Khmer Times>
カンボジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)協定加盟国への輸出はプラス成長を維持しており、カンボジア製品の潜在市場を反映し、持続可能な経済成長に貢献している。
商務省の報告によると、今年1〜8月の間にカンボジアはRCEP加盟国へ52億6100万ドル(約7825億1320万円)相当の商品を輸出した。
これは前年同期の42億9900万ドル(約6394億2680万円)と比較して22%の増加である。
RCEP自由貿易協定はカンボジア、ブルネイ、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムのASEAN10カ国と、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国を含むアジア太平洋地域15カ国で成立した協定であり、2022年1月1日から発効している。
国際貿易・多国間経済関係を担当するSok Siphana上級大臣によると、RCEPはカンボジアとこの地域の貿易の未来を定める非常に重要な協定である。
Siphana上級大臣は9月14日の講義で、この協定はカンボジアの輸出に大きな弾みをつけ、同国への新たな投資を誘致し、経済成長に貢献していることを指摘した。
カンボジア商工会議所(CCC)のリム・ヘン副会頭によると、この協定はカンボジアの輸出拡大の原動力となり、経済発展に一役買っている。
ヘン副会頭はクメールタイムズに対してRCEP諸国への輸出はカンボジアの潜在的な市場として位置づけられ、EUやアメリカ市場の補完となるEBA(武器以外の全て)協定やGSP(一般特恵関税制度)といった貿易優遇措置のもとで展開されていると説明した。
RCEP協定は今後20年で、加盟国間における商品取引の関税の90%を撤廃する方針である。
カンボジアの商務省の試算によれば、9.4〜18%の輸出成長を予想しており、国家経済成長に2〜3.8%の寄与が見込まれる。
RCEPは世界最大の貿易圏として合計GDPが26兆2000億ドル(約3897兆2369億円)、世界GDPの約30%、世界貿易の28%、世界投資の32.5%を占める。
カンボジアのRCEP加盟国への輸出額は2022年に63億4000万ドル(約9428億3730万円)となり、前年より7%増加している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。