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<写真:Khmer Times>
ユニセフはカンボジアがメンタルヘルスの問題で危機的状況にあることを警告している。
カンボジアでは2022年、約900人が自殺したとの統計が報告されており、多くの犠牲者は若者であった。
この問題について、ユニセフのウィル・パークス駐カンボジア代表は、多くの若いカンボジア人が増加する社会的課題とストレスに直面していることを指摘した。
パークス氏によると、精神的な障害や不安は公衆衛生問題以上のものであり、全ての人々に影響する深刻な社会的懸念として認識すべきである。
また、自殺は若者(15〜19歳)の死因の第4位であり、世界保健機関(WHO)の報告によれば、2016年以降に世界中で若者の自殺が増加している。
カンボジアでは約50万人が自殺の主要なリスク要因であるうつ病性障害や不安を経験しているという。
パークス氏によると、ユニセフと国際連合人口基金はカンボジア保健省と緊密に連携し、子供や若者への適切なメンタルヘルスケアの提供に全面的に取り組んでいる。
また、ユニセフと国際連合人口基金は学校での生活スキル教育を推進し、生徒の間でのメンタルヘルス問題への積極的なアプローチを奨励しているという。
一方、カンボジアの精神科医であるKa Sunbaunat医師は、同国の若者の中には精神的な問題を隠している者がいることに懸念を示した。
Sunbaunat医師は精神的問題を持つ多くの人々が治療を求めない現状を指摘し、治療を受けることの重要性を強調している。
カンボジア国家警察によると、同国では2022年に少なくとも873人が自殺し、その大多数はプノンペンの住民であり、15〜19歳の若者であったという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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