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<写真:Khmer Times>
2023年1月〜8月の期間で、カンボジアへの日本和牛の輸出が60%減少し、背景として中国への密輸阻止と競合製品の台頭が指摘されている。
和牛は世界市場で1kg90ドル(1万3545円)以上の価格で取引される高級肉であり、豊かな風味と高い霜降りが特徴である。
日本政府は特に中国向けの密輸を阻止するために厳しい監視を実施している。
中国は2001年の牛海綿状脳症(BSE)問題を受けて日本産牛肉の輸入を禁止し、2019年には部分的に禁止を解除したが、和牛は依然として中国市場で広く流通していない。
カンボジアは2020年と2021年に和牛輸入量が最も多かった国であり、中国への密輸ルートとして利用されている疑いが持たれている。
日本の警察は、カンボジアを拠点に和牛を中国に密輸した中国人男性や和牛の受精卵を中国に密輸しようとした容疑者を逮捕してきた。
起業家のMohammed Thaslim氏は、和牛の輸出減少は市場の動向によるものであると指摘している。
同氏は常に変動する需要とオーストラリアやスペインなど競合品種の存在を指摘した。
また、カンボジアと韓国は輸出契約を締結し、韓国産の高級牛肉「ハヌー」の輸入を開始したばかりである。
同氏はカンボジアは国内消費に必要な肉の95%を自国で生産しており、同国の牛肉も品質と味で世界市場に挑戦する日が来るであろうという見解を加えた。
世界的なデータ収集プラットフォームであるStatistaによると、カンボジアの肉市場の売上は2023年に2127億ドル(32兆円)に達し、2028年まで年平均8.33%の成長が見込まれている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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