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<写真:Khmer Times>
農業省森林管理局のクリー・マスファル副局長は、野生のカニクイザルの米国への密輸を巡る疑いから無罪とされ、米国での拘留および保釈後、25日夜に16ヶ月以上ぶりとなる帰国を果たした。
米国の裁判所は22日、カニクイザルを密輸したとされる陰謀に関連して、同副局長を無罪として宣言した。
25日に農業省から発表されたプレスリリースによると、カニクイザルの密輸の同副局長に対する主張には事実上の証拠がなく、カンボジアの公務員を失信させ、裁判所の決定に影響を与えることを目的とした、特定の個人による根拠のない主張に依存していたとされる。
声明には「カンボジアからのカニクイザルの密輸は、国際法と条約を厳密に遵守して行われている。カンボジア当局からの輸出に関する文書の合法性に関する主張にもかかわらず、カニクイザルの取引に関する主張は依然として続いている」と記載されている。
また、同省は同副局長の釈放を祝福するとともに、米国魚類野生生物局(USFWS)が権限を逸脱し、国境を越えた法執行において国際的な慣行に従わなかったと警告した。
プレスリリースには「政府はいかなる状況下でも虚偽の告発を受けた職員に対して正義を追求する」と追加されている。
裁判過程の整合性を確保するため、同副局長は現時点でコメントを控えている。同省は同副局長に対する訴えを却下した米国裁判所の決定を公正な判断とみなし、同副局長が一貫して法律と国際条約を遵守していたことを確認した。
同副局長は、国際絶滅危惧種の野生動植物の国際取引に関する条約(CITES)と米国のレーシー法および絶滅危惧種法に違反したとして、米国フロリダ州南部地区裁判所によって他の7人とともに起訴された1人である。
同副局長は2022年11月16日にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で、パナマでのCITES会議に出席するための乗り継ぎ中に逮捕され、その後、2017年12月から2022年1月にかけて香港所有の会社と共謀してカニクイザルを米国に密輸したとしてフロリダの裁判所に起訴された。
米国司法省による訴訟は、米国魚類野生生物局によるサルの密輸調査に続くもので、カンボジアからカニクイザルが米国に密輸される際に、飼育下で繁殖したと偽ってラベル付けされていたとされる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。