カンボジア、英紙の「MH370機発見」報道を否定

カンボジア、英紙の「MH370機発見」報道を否定
2024年05月27日(月)00時00分 公開
カンボジア、英紙の「MH370機発見」報道を否定

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアは英国のタブロイド紙『ザ・デイリー・ミラー』が報じた「2014年から行方不明となっているマレーシア航空のMH370便がカンボジアのジャングルで発見された」という主張を否定した。

 

国家公務員であり民間航空局長のシン・チャンセリヴッタ氏によると、イアン・ウィルソン氏という英国の専門家が、クアラルンプールから北京に向かう途中で消息を絶ったマレーシア航空機の残骸がカンボジアのジャングルの奥深くに散乱していると主張している。

 

チャンセリヴッタ氏は、同紙の報道内容が虚偽であり、掲載された情報と画像が8年前に一度公開されたものであり、最近になって再び日付を変更して掲載されたものであると指摘した。

 

記事の中でウィルソン氏は「クアラルンプールから北京に向かう途中で239人を乗せて消息を絶ったマレーシア航空機の残骸が、カンボジアのジャングルの奥深くに散乱していると考えている」と述べていた。

 

ウィルソン氏は「私はGoogle Earthで数時間を掛けて検索した。その結果、飛行機が墜落した可能性のある場所を見つけた。それは本当に最も緑が深く暗い場所である」と語った。

 

さらに、ウィルソン氏は「Googleで確認したところ、見えている部分は約69mであるが、尾部と機体の後部に隙間があるように見える」と付け加えた。

 

MH370便のボーイング777型機は、乗客227人と乗員12人を乗せて2014年3月8日にクアラルンプールから北京に向かう途中で消息を絶った。

 

その後、航空機の捜索は2度にわたる失敗で終わっている。マレーシア、中国、オーストラリアは2017年1月に1億3000万ドル以上を投じて海底探索を行ったが、何の成果も得られなかった。

 

2018年には、マレーシアはオーシャン・インフィニティ社と提携し、南インド洋を探索し、もし飛行機が発見された場合には7000万ドルの報奨金を提供すると発表した。

 

シン氏は、マレーシア当局から捜査の要請があれば、カンボジアは協力する用意があることを確認した。

 

 

 

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