自衛隊とカンボジア陸軍、協力の拡大を約束

自衛隊とカンボジア陸軍、協力の拡大を約束
2024年07月12日(金)00時00分 公開
自衛隊とカンボジア陸軍、協力の拡大を約束

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア王国軍(RCAF)副司令官兼カンボジア王立陸軍(RCA)司令官であるマオ・ソファン将軍は、9日に東京で日本のカウンターパートである森下 泰臣陸上幕僚長と会談を行った。

 

会談の中で、森下氏は1953年に確立された両国の長年にわたる友情を称賛し、この70年間で関係が着実に成長して2023年に「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを強調した。

 

ソファン将軍は、1992年のカンボジアへの平和維持部隊の派遣を含め、平和維持活動に対する日本政府、自衛隊、そして日本国民からの支援に感謝の意を示した。

 

また、日本がカンボジアの発展過程において不可欠なパートナーであることを述べた。

 

両国の指導者は地域および国際情勢について意見を交換し、軍事交流、人材育成、共同訓練、地雷除去の協力など、軍事協力をさらに強化・拡大することを誓った。

 

カンボジア陸軍のスポークスマンであるマオ・ファラ少将は、日本がカンボジアの発展過程において最高の友人の1つであり続けているが、軍事分野においては一切の軍事援助を提供していないことを明らかにした。

 

ファラ少将は「日本自衛隊はこれまでカンボジア陸軍に対していかなる軍事援助や訓練も提供していない」と語った。

 

また「マオ・ソファン将軍率いる高官訪問団の公式訪問を通じて、両国の軍隊間の協力が強化されることを期待している」と述べた。

 

8日付の声明によれば、ソファン将軍は森下氏の招待を受け、8日から11日までの期間、公式訪問団を率いて日本を訪問している。

 

訪問中にソファン将軍は木原 稔防衛大臣と自衛隊の吉田圭秀統合幕僚長を表敬訪問し、森下氏と二国間会談を行い、両国の軍事協力を強化・拡大して「カンボジア-日本包括的戦略的パートナーシップ」の促進に貢献することを目指す。

 

声明によると、2023年にプノンペンで署名された「カンボジア王国軍と日本自衛隊の協力条件」により、カンボジアと日本の軍隊は歴史的な合意に達したことが記されている。

 

 

 

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