25年に向けた第3回最賃交渉、双方の要求が微緩和

25年に向けた第3回最賃交渉、双方の要求が微緩和
2024年09月10日(火)00時00分 公開
25年に向けた第3回最賃交渉、双方の要求が微緩和

<写真:Khmer Times>

 

6日にカンボジアの縫製業、履物産業、旅行用品産業における2025年の最低賃金に関する第3回交渉会議が開催され、双方の要求が緩和されて交渉が進展した。

 

報道によると、今回の会合では雇用者側が賃上げ提案を1ドルから2ドルに引き上げ、労働組合側も14ドルから10ドルに引き下げたことで合意に近づいた。

 

労働職業訓練大臣のヘン・ソウ氏は会議後の記者会見で「今回の結果は先週よりも進展が見られ、雇用者側は2ドルの増額を提案し、労働者側は現在の最低賃金204ドルに対して10ドルの引き上げを求めた」と述べた。

 

今後の交渉は9月12日と19日、26日に予定されており、その間に各当事者は提案の根拠をさらに精査し、最終的な合意に達することが期待されている。

 

ヘン・ソウ氏は「政府は双方の調整に尽力する。もし合意に至らない場合、最終的な金額を決定するために投票が行われる可能性がある」と述べた。

 

また、交渉はプチュンバンの前に終了させることが目標とされており、労働者が故郷に戻る前に結果が出ることが望まれている。

 

今回の会議には政府、労働者、雇用者それぞれから17人ずつ、合計51名の代表が参加した。

 

労働組合側の代表であるキム・チャンサムナン氏は「合意に向けて現実的で交渉に適した要求として、14ドルから10ドルに引き下げた。今後の会議次第で金額は変わる可能性がある」と述べている。

 

一方、工場側の代表であるナン・ソティ氏は「大幅な賃上げが行われれば、他産業の労働者に与える影響や、将来の投資資金が不足する懸念がある」と指摘した。

 

 

 

[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

ホットニュース

Choose Classified categories