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<写真:Khmer Times>
ダイキン工業株式会社は24日、日本の高品質な空調技術を提供するリーディング企業として、カンボジアで正式に事業を開始した。
プノンペンで行われた開業式典には、ヘム・ヴァンディ工業・科学技術・イノベーション大臣が出席し、同社の進出がカンボジアのビジネスおよび産業分野における大きな変化を象徴すると述べた。
同大臣は「日本の著名な空調メーカーの進出は、カンボジアが国際的な投資先としての魅力を増している証である」と評価した。
また、ヴァンディ大臣は、ダイキンの進出が単なるビジネス拡大にとどまらず、カンボジアの経済的・産業的な潜在力に対する日本および他国の投資家からの信頼を裏付けるものであると強調した。
同国では生活水準の向上に伴い、特に空調機器やコールドチェーンソリューションの需要が増加している。
この需要は食品および農業関連産業の成長に牽引されており、ダイキンはその市場における有力プレイヤーとしての役割を果たすことが期待されている。
同社の即時的な影響として、カンボジア国内で100人以上の雇用が創出されたことが挙げられる。さらに、今後の事業拡大により、さらなる雇用機会が見込まれている。
ヴァンディ大臣は雇用創出に加え、空調機器の設置・修理・保守に関する地元技術者の訓練を通じて、知識とスキルの移転を優先するように同社へ要請した。
これにより、労働力の強化だけではなく、エネルギー効率の高い建築ソリューションの開発にも寄与することが期待されている。
また、カンボジア政府が掲げる2050年までのカーボンニュートラル目標に向け、ダイキンには省エネ技術と環境に配慮した革新を推進する先導的役割が求められる。
さらに、大臣はコールドチェーン技術など農業産業の成長に不可欠な分野における研究開発や、地元パートナーとの協力を提案し、カンボジア国内での製造拠点設立を視野に入れるように促した。
ダイキンをはじめとする多国籍企業の進出は、カンボジアの産業基盤を強化する波及効果を生み出すと考えられている。
今後も同国が国際企業を引き付ける魅力を高めることで、持続可能な経済発展に寄与すると期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。