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〈写真:Khmertimes〉
東南アジアを代表するスーパーアプリ運営企業であるグラブは、シンガポールの電気自動車(EV)充電ソリューション企業Charge+と、カンボジアにおけるEV普及および持続可能なモビリティの推進を目的とした覚書(MoU)を締結した。
両社はEV導入の障壁を低減し、同国の脱炭素化目標の達成に寄与する取り組みを進めていく方針である。
今回の提携により、グラブのEVドライバーパートナーは、Charge+が提供する充電ステーションを優遇料金で利用することが可能になる。この取り組みによって運用コストの削減が可能となり、EV保有の魅力が一層高まることが期待されている。
Charge+はカンボジアを含む東南アジア各国においてEV充電ネットワークの拡大を進めており、アプリ決済を活用した利便性の高い充電体験を提供している。
今回の連携により、グラブの広範な運転手ネットワークがCharge+の充電インフラと統合され、より円滑なアクセス環境が実現される見込みである。
グラブ・カンボジアのカントリーヘッドであるソヴァンナロット・カン氏は「本提携により、EVへの移行を進めるドライバーパートナーを支援できることを嬉しく思う。割引料金の提供はコスト負担の軽減とともに、カンボジアの持続可能性目標の達成にも貢献する」と述べた。
また、Charge+カンボジアの会長であるピーター・ン・メン・チェン氏は「今回の協業は、ライドシェアドライバーによるEV導入を現実的な選択肢とするための重要な一歩である」と語った。
カンボジア政府は2030年までに77万台のEVを導入する目標を掲げており、本提携はその目標達成にも資するものと位置づけられている。
今後、両社はEV導入促進に向けたファイナンスの選択肢提供や啓発キャンペーンの展開を検討している。さらに、主要都市においてグラブ専用の充電ステーションを設置することで、インフラ整備を加速させる計画である。
持続可能性と経済的エンパワーメントを共通の価値観として掲げるグラブとCharge+の連携は、カンボジアの交通の未来に向けた転換点となることが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。