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29日、カンボジア保健省は水祭りの日程が近づいているなか、家禽から人の呼吸器に影響のある感染症、主に鳥インフルエンザに注意するように国民に呼びかけた。
29日、同省の感染症管理部門のLy Sovann氏は近隣諸国で鳥インフルエンザが流行しており、また過去にカンボジアでも流行したことがあると述べた。
保健省は来月に行われる水祭り期間における鳥インフルエンザの流行を警戒している。
Sovann氏は「水祭りでは多くの鳥が食用に輸入されることになる。一部の鳥がインフルエンザに感染すれば、その他の鳥、そして人間にも感染が拡大する可能性がある」と語った。
また、同氏はプノンペンとその他地域で行われる水祭りに参加する人々に対し、病気に罹っている鳥を食用として買わず、また鶏肉が適切かつ衛生的な方法で料理されているかどうかを確認してほしいと述べた。
咳やくしゃみが出て感染症に罹った疑いのある人々は、マスクを着用し、石鹸や水、消毒用アルコールなどで手洗いを徹底するべきだという。
2005〜2014年の間に、カンボジアでは56件の鳥インフルエンザ感染が報告されており、37人が死亡している。
鳥インフルエンザに感染すると38.5度以上の高熱、咳、のどの痛み、呼吸困難などの症状に襲われるという。感染者は病気、または死んでいる鳥と接触したことが感染の要因だ。鳥インフルエンザに感染した場合、症状がひどくなる前の感染してから7日以内に治療を受けるべきだとSovann氏は述べている。
プノンペン在住のChum Sophornさんは、保健省がFacebookページに投稿した鳥インフルエンザの注意喚起を読み、指示に従い家族にも注意を促すという。
ただ、Sophornさんは保健省広報部門に対してもっと多くの国民に鳥インフルエンザに関する情報を届けるべきだと訴えた。
2017年後半から今年8月の間に、プノンペンSen Sok地区、コンポンチャム州、コンポントム州で鳥のインフルエンザ感染が確認されているという。
しかし、保健省や農林省が事前に施策を行なったため、人間に感染はしていない。
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