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<写真:Khmer Times>
南アフリカなどで新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が確認されたことを受け、旅行・観光業界の専門家(匿名)は、オミクロン株の感染が確認された国・地域からの渡航者の受け入れを停止するべきだと主張した。
専門家は、昨年3月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、カンボジアがイタリア、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカなどからのフライトの受け入れを禁止したのと同様の措置を今回も取るべきだとした。
他のアジア諸国同様、ボツワナ、南アフリカ、香港、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイを出発または経由する渡航者の受け入れを停止するべきだとしている。
また、過去14日または21日以内にオミクロン株が確認された国・地域に滞在歴がある旅行者についても、入国を禁止にするべきだとした。
一方で、保健省は、国内でのオミクロン株の蔓延を防止するため規制を強化しているというが、タイやシンガポールなどの近隣諸国をはじめとする複数の国が予防策を講じる中、特定のアフリカの国からのフライトは禁止しないとしている。
保健省のOr Vandine報道官は28日、カンボジア国内ではまだオミクロン株の感染が確認されていないことから、これまでに同ウイルスが確認されている国・地域からのフライトを禁止する予定はないと述べた。
同報道官は、国民は今新常態の中で生きており、安定のためこの状態を維持する必要があるとし、国境を開いてからすぐにまた閉鎖することはできないと話した。
しかし、今後何が起こるかは予測できないため、感染防止に努めていくとした。
オミクロン株による入国規制を巡っては、タイが12月1日から南アフリカ、モザンビーク、レソト、エスワティニ、ボツワナ、マラウイ、ナミビア、ジンバブエの8カ国からの入国の受け入れを禁止すると発表。
既に8カ国からの入国を認められた渡航者には14日間の隔離を求めている。
また、シンガポールでは、過去14日間に、南アフリカ、モザンビーク、レソト、エスワティニ、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエの7カ国に渡航歴のある旅客の入国や空港での乗り継ぎを原則として認めないとする渡航制限を発表し、27日深夜から適用されている。
さらに、ベトナムでは28日に保健省が南アフリカ、モザンビーク、レソト、エスワティニ、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエの7カ国について、入国を停止することや、国際線の運航を停止することを提案した。
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