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<写真:Khmer Times>
気候変動に伴い、今年のカンボジアではデング熱症例の増加が見込まれており、人々へ注意を促している。
大規模な蚊の発生を防ぐため、ネッタイシマカの繁殖地を破壊することや、固形廃棄物を適切に処分すること、家庭用貯水容器に蓋をかけたり、掃除したり、毎週殺虫剤を使用するなど、あらゆる対策を講じるよう呼びかけられている。
全国デング熱プログラム(National Dengue Fever Programme)のLeang Rithea氏は、今年デング熱の症例の増加が予想されるのは、気候変動、特にネッタイシマカの繁殖条件を生み出す継続的な雨と暑さによるものだと話した。
デング熱はウイルスを持つネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染する。
Rithea氏によると、デング熱を防止するため、感染リスクの高い地域の人々に教育用のリーフレットを配布する他、殺虫剤も用意しているという。
一方で、シェムリアップ州保健局でデング熱プログラムを担当するBou Sarin氏は、殺虫剤の提供や保健省によるデング熱の予防措置を州全体で実施すると述べた。
また、関連する職員が村やコミューンなどで貯水容器の水を定期的に交換することの重要性、殺虫剤の使用、蚊の繁殖地になり得る廃棄物の適切な処理などについて訓練を行うと続けた。
Sarin氏によると、デング熱は雨季が始まる4月〜8月頃に症例数の増加が見られるという。
デング熱に感染した場合、高熱と頭痛や目の奥の痛み、筋肉や関節に痛み、吐き気、嘔吐、発疹などの症状がみられる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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