カンボジアで結膜炎が流行、保健省が注意呼びかけ

カンボジアで結膜炎が流行、保健省が注意呼びかけ
2023年09月27日 11時09分 公開
カンボジアで結膜炎が流行、保健省が注意呼びかけ

<写真:Khmer Times>

 

保健省はラタナキリ州を中心に国内で100人以上の感染者が確認されたことを受け、結膜炎に注意するように呼びかけた。

 

同省感染症管理センター(CDC)は26日、フェイスブックページでラタナキリ州O’yadav郡Pak NhayコミューンのPak Touch村で93人の結膜炎患者が確認されたことを明らかにした。

 

患者のうち8人はベトナムの国境にある村で親戚の葬儀に参列していたため、これが感染源である可能性が高い。

 

ラタナキリ州保健当局は23日から結膜炎の治療や追加の指導を開始していることを発表した。

 

結膜炎は咳やくしゃみ、接触を通じて感染する。

 

症状の大半は軽度であり、患者は1~2週間で回復することが多い。

 

ラタナキリ州保健局のUng Ratana局長は、同州の住民に対してコミュニティでの感染拡大を防ぐために衛生の維持を強く推奨し、結膜炎の疑いがある場合は速やかに最寄りの医療施設で治療を受けるように呼びかけている。

 

結膜炎は、白目とまぶたの裏側を覆っている結膜が赤く充血して炎症を起こす病気であり、アデノウイルスや黄色ブドウ球菌が主な原因とされる。

 

眼科医のNgy Meng氏によれば、カンボジアでは特に小学生に多く、雨季に感染が見られることが多いという。

 

結膜炎の症状には軽度〜重度までの症状があり、目の充血や痛み、まぶたの腫れ、目のかすみ、光感度の喪失、持続的な涙で視界が妨げられ、目を開けるのが困難になる場合もある。

 

 

 

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