カンボジア、テチョ国際空港開業で観光客増加を狙う

カンボジア、テチョ国際空港開業で観光客増加を狙う
2025年03月21日(金)00時00分 公開
カンボジア、テチョ国際空港開業で観光客増加を狙う

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア政府は2025年に国際観光客750万人の受け入れを目標としており、同年7月に正式開業を予定しているテチョ国際空港(TIA)がその中核を担う見通しである。

 

観光省のフオット・ハック大臣が明らかにした。

 

ハック大臣は現在建設が進められているTIAを視察した際、同空港が地域および世界各地との観光連携を強化する上で重要な拠点となるとの認識を示した。

 

さらに、TIAが国際観光客にとって利便性の高い空の玄関口となることで、カンボジアの観光産業全体の国際的な評価向上にも寄与すると述べた。

 

TIAはエアバスA380型機のような超大型航空機の発着にも対応可能な4F等級の国際空港として建設されており、完成すれば世界第9位の規模を誇る施設となる。

 

建設費は15億ドルにのぼり、現時点で全体の95%が完成している。

 

このプロジェクトはカンボジア政府と海外カンボジア投資公社(OCIC)による合弁企業「カンボジア空港投資株式会社」によって推進されている。

 

首都プノンペンから南へ約20キロメートル離れたカンダール州およびタケオ州にまたがる約2600ヘクタールの敷地に位置する。

 

カンボジア旅行業協会(CATA)のチャイ・シヴリン会長は、空港インフラの整備および航空ネットワークの強化が観光客にとっての利便性を高め、観光誘致の重要な要素になると指摘している。

 

国家民間航空事務局(SSCA)の統計によれば、2024年におけるカンボジアの航空旅客数は620万人に達し、過去最高を記録した。

 

現在、国内外の航空会社31社が同国で運航しており、1日あたりの発着便数はプノンペン国際空港が131便、シェムリアップ・アンコール国際空港が52便、シアヌークビル国際空港が6便となっている。

 

 

 

[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

ホットニュース

Choose Classified categories