カンボジアの屋外排泄、全土での根絶を達成

カンボジアの屋外排泄、全土での根絶を達成
2025年10月15日(水)00時00分 公開
カンボジアの屋外排泄、全土での根絶を達成

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア政府は13日、南西部のココン州が屋外排泄ゼロ(ODF)を達成したことを受け、全国25州すべてにおいて屋外排泄が根絶されたと正式に発表した。

 

これにより、同国は農村部の衛生環境改善において歴史的な節目を迎えることとなった。

 

達成を祝う式典はココン州庁舎で開催され、農村開発省のチャイ・リティセン大臣が出席したほか、地方政府関係者、住民、学生らが多数参加し、地域全体で成果を祝福した。

 

ココン州の人口は約15万6000人にのぼり、清潔なトイレの普及率は100%、安全な飲料水へのアクセス率は96.85%に達している。

 

国際NGO「プラン・インターナショナル・カンボジア」のイ・キムタン暫定代表は、今回の達成について「政府、開発パートナー、NGOの協力の賜物である」と述べ、今後も高水準の衛生環境を維持する姿勢を示した。

 

チャイ大臣は式典の演説において、過去2年間で19州がODFを達成したことを挙げ、全国的な生活習慣の衛生的な変化を強調した。

 

清潔な水の利用および衛生的なトイレの使用は、健康維持、疾病予防、さらには平均寿命の延伸に貢献していると述べ、国民全体の生活の質向上に寄与していると評価した。

 

農村開発省は、2030年までに全国100%の安全な水と衛生環境の確保を目標とする国家計画を推進しており、現在のカバー率は91.98%に到達している。

 

大臣は今後も引き続き、残された課題の克服に向け、関係者の連携と努力を呼びかけた。

 

 

 

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