カンボジアの上水供給、1億8500万ドルのプロジェクトを開始

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア政府は産業科学技術革新省（MISTI）および公共事業運輸省との共同ワークショップを通じて、総額約1億8490万ドルの「清潔な水供給と衛生向上プロジェクト」を正式に発表した。

同プロジェクトは2030年までに完全実施される予定である。

産業科学技術革新省のヘム・ヴァンディ大臣によると、同省は清潔な水と衛生に関する政策の更新を実施しており、全国的な飲料水の需要に応えるための戦略的な開発計画を策定している。

同プロジェクトは、水供給業者や運営者、特に公的な水道事業体の能力を強化するとともに、法執行の強化や同分野の成長を加速させるための財政・制度的メカニズムの整備を図るものである。

同大臣によると、今後3～4年で水道事業者全体の能力を高め、増加する需要に適切に対応することを目標としている。

また、産業やビジネス、マーケットセクターの需要増加に応える必要もある。カンボジアは高付加価値のビジネスや産業に依存する上位中所得国へと社会が進化する中で、社会経済全体の進歩を質の高いインフラ・プロジェクトに結びつけている。

同大臣によると、5年間のプロジェクト予算である約1億8490万ドルのうち約1億6300万ドルは世界銀行の譲許的融資で、4300万ドルは政府予算、約1760万ドルは民間投資からの資金である。

プロジェクトの第1段階では、モンドルキリ州センモノロム市とポーサット州ポーサット市に新たな水供給システムを構築した後、バッタンバン州バッタンバン市とプノンプロエク郡で水供給インフラの拡大が進められる。

また、同大臣によると、ポーサット州およびバッタンバン州の民間水供給業者や運営者も技術的・財政的支援を受ける予定である。

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