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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア観光省は10日、1月から9月までの国際観光客数が前年同期比8.8%減の437万人であったと発表した。
主要な減少要因として、タイおよびベトナムからの来訪者数の大幅な減少が挙げられている。
国別ではタイからの観光客が35.9%減の97万8826人、ベトナムからは6.9%減の90万6398人にとどまった。
一方で、中国からの訪問者は前年同期比46.3%増の88万9089人と、大幅な増加が見られた。
カンボジア王立プノンペン大学の研究者であるトン・メンダビット氏は、域内経済の減速に加え、近隣諸国との観光誘致競争の激化が観光客減少の背景にあると分析した。
また、航空ネットワークの整備不足や観光地の多様性の欠如も課題として指摘している。
同氏は、今後の観光回復において、開港したばかりのテチョ国際空港が新たな国際的玄関口として機能することに期待を寄せている。
特に航空便数の拡充や国際的な接続性の向上が、観光産業の再生における鍵になると述べた。
観光業は縫製・履物・旅行用品の輸出、農業、建設・不動産と並び、カンボジア経済を支える主要産業の1つである。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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