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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア米連盟(CRF)は、2025年の精米輸出量が90万トンを超え、過去最高となる見通しを明らかにした。
これは、政府による精米業者への資金支援が功を奏し、収穫期における供給逼迫を回避しながら輸出市場の拡大を進めた成果である。
2025年1月から11月までのコメ輸出量は80万1643トンで、前年同期比で39%の増加となった。
輸出額も同27%増の5億2600万ドルに達している。
CRFのルン・イェン事務局長は、政府による緊急融資の実施や財政支援が、コメ産業の成長を大きく後押ししたと述べた。
一方で、世界市場では中国、インド、インドネシア、フィリピンなどがコメの生産を拡大しており、とくに低価格帯の白米を巡る競争が激しさを増している。
イェン事務局長は「価格は国際市場に依存しており、競争力を維持するためには市場価格を上回る設定は難しい」と説明した。
政府は、農家の生産コスト削減や輸出インフラの整備を進めるとともに、関連省庁や民間企業との連携を強化し、国際市場への直接輸出を促進している。
現在、国内では約170万世帯が計310万ヘクタール以上の水田で稲作に従事しており、2025年のコメ生産量は1400万トンを超える見込みである。
精米の主な輸出先は、欧州、中国、ASEAN諸国、アフリカ、中東、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど多岐にわたる。
また、籾米の多くはベトナム向けに輸出されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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